「私、スーパーマン・・・?!」

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夏の暑い日、京都市内のホテルでの出来事・・・私はアメリカ人グループの歓迎会の司会をした。
グラスにビールが注がれ乾杯の準備が整ったところで、日本側を代表して英語のスピーチが始まった・・・歓迎の熱~い思いが入りすぎていたのか、長~いスピーチ・・・冷たいビールを前に、参加者にやや疲れが見えた・・・。
ようやく終了・・・そして私はひと言言った、"Thank you very much for your
long long speech.(少し間を置いて)Very interesting, though".(長~い、長~いスピーチ、どうも有り難うございました(少し間を置いて)とても面白かったけど)。
実は、前半の部分で少し受けを狙ったが、全く反応なし(作戦は失敗!)・・・少し間を置いて"Very interesting, though".・・・何と、このタイミングでどっと笑い声・・・同時に、バチバチと拍手が起こった。
乾杯の後、歓談・・・多くの人が私の所に来た・・・"Mr. ~, very nice. You do have a sense of humor. You are a superman".(Mr. ~ 、とても良かったよ、本当にユーモアがあるね、スーパーマンだよ)と、大喜び・・・。
何故、意外なところで大受けしたのか・・・?!ここで理由を探ってみる:

実は、前半の'long'(長~い → くどい)と、後半の対照的な語義の'interesting'(興味・関心を引き起こす → 面白い)が、副詞though((補足的に)もっとも~ではあるが)でつながり、long ― interesting ― thoughの論理の流れがアメリカ人の笑いのツボにはまったのではないのか、と分析する 。

ところで、最近、「結び言葉」として流行している(実は、私も使っている!)「知らんけど」の英語表現について、色々と議論されているが、私はこの'though'を使った表現が案外、据わりが良いように思う・・・。
で、一番近い英語は、'sure'((主観的に)確信して)を使ったI'm not sure (or Not sure), though.ではないだろうか・・・?!
しかし、「知らんけど」を使う脈絡、タイミングは日本語を母語とする話し手の独特の空気感があり、英語に置き換えるのに無理がある、と私は思っている。
第一言語の母語は、第二言語の英語などの外国語とは異なり、精神・魂・心そのものだからである。
知らんけど・・・。  

ハウスタケカの独り言でした。

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