たかが'冠詞'されど'冠詞'

京都市バスの車内に次のような掲示がある:

ドアが開いてから席をお立ち下さい。
Please rise from your seat after a door opens.

そして、車内アナウンスが次のように流れる:

「次止まります・・・扉が開くまでその場でお待ちください。」

これは、バスが動いている間、車内での移動は危険なのでその注意喚起と、英語はもちろん対外国人用である・・・最近、バスの中は外国人観光客が目立つ・・・となると、余計に英語が気になる・・・上記の英語は、状況から考えて'a door'より'the door'のほうが適切なのでは・・・理由は次の通りである: 

バスには、乗降用のドアが、前と中央の二カ所にある・・・通常、乗る時は中央のドアを、降りる時は前のドアを利用する・・・先週のブログ(6月8日)でも触れたように、定冠詞'the'は、「話し手・発信者」(addresser)と「聞き手・受信者」(addressee)が共通認識を持っていることを前提とする・・・「ドアが開いてから席をお立ち下さい。」は、乗客へのメッセージとして、1.バスが動いている間は危ないので移動しない2.バスが止まったら前のドア(a doorではなくthe door)から運賃を払って降りる・・・この2点が暗示されていて、降りる時は前のドアに決まっている・・・'a door'なら、外国人に'前・後ろどちらのドアから降りてもいいですよ'と、受け取られかねない・・・。

ついでにもう一つ・・・'after'より'when'の方が、英語としての'座り'が良いように思える・・・理由は、この場合、時系列で'停車したらすぐに'という意味なので、'when'の方がそれにより近い感じがする・・・知らんけど。

で、私の見解についてnative speakers of English(英語母語話者)の反応は・・・?!

ハウスタケカの独り言でした。

※Please contact us HOUSE TAKEKA when you build a new or custom-built house in KYOTO !! We have English-speaking staff on call.
京都で、新築・注文住宅を建てるならハウスタケカまで!!
英語で対応できるスタッフがおります。

PageTop