'Housing Affordability'の実現に向けて

住宅問題は世界が直面している喫緊の課題のようである...次のように大々的に新聞に掲載されていた。:

『・・・G7の議長国を務める2023年は、広島でのサミット(首脳会合)のほか、各種関連大臣会合が開催される。7月7日~9日、日本で初めての都市に関する大臣会合がある・・・「持続可能な開発目標(通称SDGs, Sustainable Development Goals)」の17のゴールのうち、11番「住み続けられるまちづくりを」において、「2030年までに、全ての人々の、適切、安全かつ安価な住宅(adequate, safe and affordable housing)及び基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する。」ことがターゲットとされている・・・日本はもちろんどこの国でも'housing affordability'(適正な負担で良質な住宅を手にすることができること)の確保がむずかしく、住宅問題は世界共通の課題である・・・』(『読売新聞』2023年6月19日)

ここに出てくる'affordability'(入手できること)は名詞形であるが、動詞'afford'(= have enough money to pay for)は、'can afford (to) ~'(~を持つ余裕がある)として使うと色々使い勝手が良い。例をあげてみる:

(1)At last I could afford (to get) a new car.
   ようやく私は新車が持てるようになった。
(2)I can't afford (to buy) a Ford.
   私はフォードの車を買う余裕がない。
(3)Can you afford (to pay) a hundred million yen for a new house?
   あなたは新しい家に一億円出せますか。

ところで、(2)の'I can't afford a Ford.'の'afford'と'a Ford'は同音で、しばしば駄洒落(pun)の例として引き合いに出される。
英語は日本語と比較して音素(phoneme, 意味の相違をもたらす最小の音の単位)の数が多く、必然的に日本語ほど駄洒落は多くない・・・。

ハウスタケカの独り言でした。

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