フィンランド(Finland)で「どっこいしょ!」・・・
フィンランドと言えば、オーロラ、白夜、サウナ、森と湖、ムーミンなどなど・・・また世界で一番幸せな国の一つで、福祉国家としても有名である。
そんなフィンランド(Finland)の首都ヘルシンキ(Helsinki)と、南東部のロシア国境に近い都市ヨエンスー(Joensuu)を結ぶ列車内でのこと・・・途中の小さな駅から高齢のカップルが乗ってきた・・・明らかに日本人と思われる女性(雰囲気でわかる!)と現地の男性・・・一瞬、その男性と私の目が合った。
彼はその女性に何やら二言三言・・・斜め向かいに腰を下ろすとき、やや大きな声で、「どっこいしょ!」と・・・その言葉に少し驚いたが、下を向いて本を読んでいた私は、ずっとそのまま・・・二人は現地語で何か話している様子・・・しばらくして二人は降りていった。
「何故こんな所に日本人が・・・?」と、思ったのだろうか?・・・あるいは「どっこいしょ!」の反応で、日本人かどうか確かめたかったのか・・・「どっこいしょ!」と発した男性の意図はなんだったのか?!
ところで、感動詞の「どっこいしょ」「よいしょ」は、『日本語国語大辞典』では次のように定義されている:
どっこいしょ:力を入れたり、はずみをつけて動いたりするときに発することば。
よいしょ:力を入れて物事をする際、または、ある動作を起こそうとする際などの掛け声。
日本では、高齢の人が座るときや立ち上がるとき「どっこいしょ」「よいしょ」
と発することがあるが、このかけ声は母語話者あるいはそれに近い言語感覚を
持っていないと、なかなか自然には出てこない。
彼は日本語が母語話者のようにうまく話せるのだろうか?! 知らんけど。
私の旅は、終着駅のヘルシンキまで続いた・・・
ハウスタケカの独り言でした。
写真出典:take-okm.a.la9.jp