'Education first !'(「先ず、教育を!」)

英語に'literacy and numeracy'という言い回しがある。
'literacy'は「読み書き能力」、'numeracy'は「基本的計算能力」で、要するに日常生活をしていく上で必要な所謂「読み書き算盤(そろばん)」のことである。

今から10年前の2013年7月12日、パキスタン人のマララ-ユスフザイ(Malala Yousafzai)さんは、若干16才でニューヨークの「国連本部」(United Nations Headquarters)でスピーチをした。
以下は、そのスピーチの最後の部分である:

"... One child, one teacher, one book, and one pen can change the world. Education is the only solution. Education first. Thank you."
(・・・子供一人、先生一人、本一冊、ペン一本が世界を変えられる。教育は唯一の解決策である。先ず、教育を。有り難う。)

彼女は2012年15才の時、パキスタンの女子教育を禁じる過激派グループに襲われ、重傷を負ったが一命は取り留めた・・・。
上記のスピーチの翌年2014年に「ノーベル平和賞」(Nobel Prize for Peace)を受賞し、現在も女性活動家として活躍している・・・。

時は1996年にさかのぼる。
イギリスのトニー-ブレア氏(Tony Blair、当時の労働党党首)はその年の労働党大会で「最優先する三つの課題」(Three Top Priorities)を掲げた:

1. Education(教育)2. Education(教育)3. Education(教育)

とにもかくにも「教育」に注力した・・・。
彼は、翌1997年から2007年まで首相を務めた。
'educate'(教育する)の語源は、「能力などを導き出す」である。

ハウスタケカの独り言でした。


写真出典:Wikipedia

マララ・ユスフザイ.jpg  Tony_Blair.jpg


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