英国スナク首相、シェークスピアを引用・・・
イギリス人は何かものを書く時、シェークスピア(Shakespeare)を引き合いに出すことが多い・・・英国首相スナク氏も例外ではない。
2023年「G7広島サミット」に出席したスナク氏が、原爆資料館で記帳した芳名録のメッセージは次の通りである:
Shakespeare tells us to "give sorrow words". Yet language fails in the light of the bomb's flash. No words can describe the horror and suffering of the people of Hiroshima and Nagasaki. But what we can say, with all our hearts, and all our souls, is no more.
試訳:シェークスピアは、「悲しみを言葉に出しなさい。」と私達に語っている。
けれども、原爆の閃光を鑑みるに、言葉はその目的を達成できない。
どんな言葉も広島と長崎の人々の恐怖と苦しみを言い表すことができない。
しかし、私達が心からそして魂を込めて言えることは、もう繰り返さないということだ。
スナク氏の言葉は、「ズシ~ン!」と重たく心に響く・・・。
彼は意識的に、'in the light of ~'(~を鑑みて、~の観点から)の'light'(光)を'the bomb's flash'(原爆の閃光)の'flash'(閃光)と関連づけていたのではないだろうか・・・?
ところで、シェークスピアは1616年に亡くなりました。
なんと徳川家康やスペインの文豪セルバンテス(Cervantes、『ドン-キホーテ』(Don Quijote)の著者)も同じ年に亡くなっています・・・この年は、世界でいろいろ(1616)あったんやなあ。知らんけど・・・。
ハウスタケカの独り言でした。
写真出典:Wikipedia
備考:スナク氏関連ブログ(2023年4月1日)